英語を勉強している人や仕事で使っている人であれば、一度は耳にしたことがあるであろう「グロービッシュ」という言葉。
でも詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- グロービッシュとは何か?
- グロービッシュへの批判
- グロービッシュの例文や単語
- グロービッシュのアプリ
などなど気になることをまとめてみました。
これさえ読めばグロービッシュについて詳しくなれるハズ!
グロービッシュとは?
グロービッシュ(Globish)とは、global と English を合わせた英語の造語です。
フランス人のジャン・ポール・ネリエールが「国際共通語」として提唱したのが始まりで、「意思疎通」を優先したビジネス英語ツールとして注目されるようになりました。
うーん、ちょっと難しいなぁ・・・。
もう少し分かりやすく言うと、ネイティブが使うような難しい英語ではなく、非ネイティブ同士がコミュニーケーションする時に使うような「簡単な英語」をグロービッシュとしたってことね。
なるほど!
たしかにネイティブ相手だとチンプンカンプンだけど、日本人や他のアジア人(非ネイティブ)同士だと話がはずむことってあるよね!この時に使っている「分かりやすい英語」が「グロービッシュ」ってこと?
そのとおり!
なるほど!分かったー!
「グロービッシュ」の特徴としては、
- 基本英語1500語と派生語(5000語程度)を用いる
- 1文はなるべく15語以内。増えても26語以内。
- 発音はアクセントの位置に注意。
- 主に能動態を使う
- 身振りやビジュアルエイドを使って補う
などがあります。
難しい英語を勉強しなくてもコミュニケーションができるなんてイイね!
でも、いいことばかり言われてないんだよね・・・。
グロービッシュの批判について
英語で意思疎通することに苦労している人からすると「たったの1500語でコミュニケーションができるなんてすごい!!」と思うかもしれませんが、やはり批判もあります。
グロービッシュへの批判は、主に以下の「2つ」です。
- 1500語では足りない
- ネイティブに浸透していない
1つずつ見ていきましょう。
1.1500語では足りない
ネイティブ相手にスムーズな英語でのコミュニケーションをするには「1500語」では足りないという批判の声です。
確かに1500語だけとすると無理があるかもしれません。
ですが、グロービッシュは「派生語(5000語)を含める」という特徴もあり、この派生語を駆使すれば意思疎通に困らないという意見もあります。
ネイティブ自身も3500語ほどしか使っていないという専門家もいます。
それならあんまり心配しなくてもいいかもね!
2.ネイティブに浸透していない
非ネイティブに浸透していても、ネイティブにグロービッシュが浸透していないという批判の声もあります。
確かに、ネイティブに「グロービッシュって知っている?」と聞いても「知らない」と答える人は多いかもしれません。
ですが、その言葉自体を知らなくても、現在の「グローバル社会」において「相手に分かりやすい英語を使う」という姿勢のネイティブは今後増えていくと思われます。
たしかに、日本に長くいるネイティブの人って分かりやすい英語を話してくれる人が多いよね!
そのため、この批判もそれほど心配しなくてもいいかもしれません。
グロービッシュ例文・単語
では、実際「グロービッシュ」はどのような単語を使って、どのような文を話すのでしょうか?
ここからは、グロービッシュの例文と単語についてご紹介します。
前述のとおり、グロービッシュの特徴として「基本英語1500語を使う」というのがありました。
グロービッシュの具体的な例文を調べたところ、面白い動画を発見したのでご紹介しますね!
2人が同じ内容の英語を話しているのですが、最初の人は「標準英語(いわゆるネイティブが使う英語)」を話して、次の人は同じ内容を「グロービッシュ(簡単な英語)」で話しています(↓)
テキスト(文字)にして比べてみましょう。
<標準英語>
Last week, my siblings, nephews and nieces came over to my house for Thanksgiving dinner. I ate enough food to feed a third world country for a month. Overall, I enjoyed our annual reunion.
<グロービッシュ>
Last week, my brother, sister and their sons and daughters came to my house for a holiday dinner. I ate a lot. It was a good time.
こうしてみると、やはりグロービッシュのほうが簡単な単語でシンプルな文章になっているので分かりやすいですね。
ネイティブが使う単語で話そうとすると難しいけど、グロービッシュなら練習したらできそうな気がする!
ところで「1500語の単語」は何があるかも気になりますよね。
たとえば、a から始まる単語でしたら
able
about
about
above
accept
according
account
accuse
achieve
accross
act
…
..
.
などがあります。
それほど難しい単語ではないですよね。
もし全ての単語を知りたい方は、こちらのグロービッシュの単語リスト(1500 Glosibsh Words)からチェックできます。
グロービッシュ アプリ iPhone
英語学習で欠かせないアイテムのひとつにアプリがあります。
では、グロービッシュのアプリはあるのでしょうか。
調べてみたところ、iPhone用のアプリを2つ発見しました。
- グロービッシュ1500ワード for iPhone
- Globish Word Play
ただし、残念ながらどちらも更新されておらず、現在は購入ができないようです。
レビューを見ても2015年で書き込みが止まっています。
再販されるか、新しいアプリが発売されるといいですね!
グロービッシュ アプリ Android
では、Android用のアプリはどうでしょうか。
こちらも調べてみたところ、iPhoneと同じで現在販売されているアプリはありませんでした。
残念だ~!
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