「英検5級を子供に受けさせたい!」
小学校での英語が教科化されてから、そう考える親が増えているようです。
そこで今回は、
- 英検5級小学生がすべき対策・勉強方法
- 英検5級のレベル
- 英検5級の合格点
など気になるポイントを解説していきます。
小学生の子供に「英検5級を合格させたい!」という方は参考にしてみてください。
英検5級 小学生がすべき対策・勉強方法
英検5級合格を小学生が目指すとしたら、するべき対策や勉強方法をご紹介していきます。
まず、最初にするべきことは「過去問で現在のレベル確認」です。
過去問で現在のレベル確認
英検の公式サイトでも過去問(3回分)を無料でダウンロードができます。
リスニング音源もあるため、本番同様の試験を自宅でお試しができます。
これがタダなんてすごい!
問題冊子をダウンロードして印刷をしたら、できれば「時間」も計ってやるのがいいのですが、子供のレベルや様子を見ながら取り組むといいですね。
もし25分間「続けて解く」のが大変そうでしたら、「今日は穴埋め問題だけ解く」などでもOKです。
あくまで「現在の英語レベル」を確認したいだけなので、テスト本番通りにしなくても問題ありません。
ひと通り問題を解かせてみて、もし「全く歯がたたなかった」場合は、今は「受験を見送る」ことをおすすめします。
なぜなら、英語レベルがまだまだ低いのに、無理に「試験対策」をすることは小学生の子供にとってかなりの負担になるからです。
最悪、英語嫌いを作ってしまいます・・・
もし、解かせてみて「まだまだだなぁ」と感じた場合は「試験のための対策」をするよりも、まずは「英語に慣れ親しむ」ことから始めるのがベストでしょう。
では、どれくらい解けたら、試験に挑戦してみるべきなのでしょうか?
あくまで「目安」ですが、過去問の「5割」くらいすでに取れているのであれば試験に挑戦してみるのもいいでしょう。
すでに半分くらい解けるのであれば、子供も楽しみながら「英検対策」に取り組めるはずです。
「ちょっとだけ」難しいくらいのほうが、親子共にストレスなく英検の勉強ができますよ!
そうだね、ぜんぜん分からないのはやりたくないよ~。
小学生がするべき英検5級対策・勉強方法は?
では、小学生がするべき英検5級対策や勉強方法はどんなものがあるのでしょうか?
ずばり「小学生向けの問題集」を使って対策するといいですね。
英検の問題集には大きくわけて「2種類」あります。
- 予想問題ドリル
- 過去問集
このどちらかのタイプを使うのをおすすめします。
1つずつ詳しくみてきましょう。
予想問題ドリル
本番そっくりの「予想問題」が解ける「ドリル式」の問題集です。
解説やまとめがあるので、問題形式に慣れるだけでなく「学習素材」としても使えます。
最近では「小学生向け」の予想問題ドリルがたくさん販売されています。
漢字に「ルビ」がふってあったり、かわいい「イラスト」が豊富だったり、小学生に優しい内容になってますよ。
中でも「旺文社」から出ている「7日間完成 英検5級 予想問題ドリル」は使い勝手がいいと有名です。
音声もついているので、リスニング対策もバッチリできます。
過去問集
小学生の英検対策として、もうひとつのおすすめは「過去問集」です。
英検公式サイトからも「過去問(3回分)」は無料でダウンロードできますが、ここでは「問題冊子」と「答え」しかありません。
「解説」はついていないんだ!
ですが、市販の「過去問集」には実際に使われた問題だけでなく「詳しい解説」がついています。
間違えたところの「解説」を使って学習すれば、英語の勉強になり「試験対策」となるんですね!
ただ問題を解いただけでは「英検合格」はできません。
解説やまとめがついている「市販の過去問集」のほうがおすすめです。
こちらも「旺文社」から出ている「過去問題集」が評判がいいです。
スマホで出来る「自動採点」や「くわしい解説」が人気の秘密のようです。
英検5級のレベル
次に、英検5級のレベルについて確認しておきましょう。
中学校初級程度とは、いわゆる「中1」レベルの英語力ですね。
「文法」で言えば、
- 名詞(単数・複数)
- be動詞と一般動詞(現在形)
- 3人称単数の動詞の変化
- 代名詞
- 否定文と疑問文
- 命令文
- 現在進行形
- 助動詞
などです。
文法用語で見ると難しそうに感じるかもしれませんが、初級の文法ばかりですよ。
参考までに、実際の過去問(英検公式サイトから抜粋)をみてみましょう(↓)
たとえば、こちらの問題(↓)
Sam likes sports and can ( ) very fast.
「3人称単数」は likes、「助動詞」は can が使われていますね。
こうしてみると、ある程度英語に触れている子であればそれほど難しい内容ではないと思います。
参考までに、英検公式サイトの「各級の目安」から「5級の目安」も抜粋しておきますね。
出典元:各級の目安【英検公式サイト】
英検5級の合格点
次に、英検5級の合格点について見ていきましょう。
英検5級の試験は、リーディングとリスニングで構成されています。
それぞれ(425点満点)となっており、満点は「850点」です。
そして、英検5級の合格点は「419点」となっています。
出典元:CSEスコアでの合否判定方法について【英検公式サイト】
「850点」満点中「419点」で合格なので、49%取れば合格になるのかと思うかもしれませんがそうではありません。
公式サイトによると「合格には、技能のバランスが重要になります」とあります。
どういうことかというと、たとえば「リーディング満点(425点)」をとっても、「リスニングが0点」だった場合、不合格になるということです。
合格点の「419点」をクリアしていても、です。
そのため、合格には「リーディング」も「リスニング」も「バランスよくスコアを取る」必要があるということです。
では、どれくらいの正答率を目指せば合格できるのでしょうか?
公式サイトによると「2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています」とあります。
リーディング・リスニングともに、6割くらいの正答率を目指せば合格できるんだね!
小学生のうちは、試験対策も楽しみながら取り組めるといいですね。
そのために、試しに問題を解いてみて5割くらい取れているようであれば、少し対策をして試験に挑戦するのもいいと言えるでしょう。
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